高齢犬のドッグフードについて

高齢になると、犬にも人間と同じようにさまざまな体の変調が現れます。
そのために、適切な時期に成犬用のドッグフードから高齢犬用のドッグフードに切り替える必要が出てくるのです。

高齢犬になるとどのようなことが体で起きるのかというと、まず基礎代謝が低下します。
基礎代謝が低下するということは、今までどおりの食事量のままだとうまく食べ物を消化できずに下痢をしたり吐いてしまったり、また脂肪分となり体内に蓄積されたりしてしまいます。
ただでさえ、高齢犬は若い時に比べて筋力が衰えてしまっているので、脂肪分が増えると見た目的にも太って見えてしまいますし、そうなると特に大型犬などの場合は膝にかかる負担が高まり関節のトラブルを起こすことにつながってしまいます。

ところで、高齢犬とは具体的に何歳からのことを言うのでしょうか。

実は犬種によってまちまちで、小型犬・中型犬は7歳から、大型犬は5歳ごろからと言われています。
大型犬は小型犬・中型犬と比べて寿命が短いため、早い段階からのドッグフードの切り替えが必要になるのです。

しかしここで注意しなければならないことがあります。
先ほど述べたことは、「7歳になったら必ず高齢犬用のドッグフードに変えなければならない」という意味ではないということです。
犬も人間と同じで、食事量や嗜好に個体差があります。
それまで現役バリバリで肉をモリモリ食べていた人の食事をヘルシーなものに変えてしまうとどうでしょうか。
おそらく見る見るうちにやせ細っていってしまうでしょう。
犬も同じで、それまで特に体に不調のなかった子の食事をいきなり変えてしまうことはリスクが高く、逆効果になってしまう可能性が高いというわけです。

つまり、さきほど述べたような高齢犬特有の体の変化や、それまでの食生活などから総合的に判断して、ドッグフードの切り替えを行っていき、必要に応じて成犬用と高齢犬用のドッグフードを混ぜ合わせて与えるなどの工夫が必要になるということです。